【 無題-メモ帳 】
◆u8O5.ptsa.




98 :No.30 無題-メモ帳 1/2 ◇u8O5.ptsa.:07/09/10 00:09:55 ID:2lBaudG1
 真っ白なメモ帳、書き始めの白は何時も恐い。
しかし僕はまだ見ぬライバル達の作品に触発されて筆を取った。
 と……意気込はしたが何を書いて良いか分からない。
 お題の作品は既に投下し、次のアイディアなんてまったく考えていない。
 まあ其れでも俺は書き始める、プロットもアイディアもまったくない、白紙の白紙から。

 お題は好敵手、俺は何時ものごとく類語辞典を引く。
此処からお題のアイディアを導き出す前準備。
「ふ……ん……」
 特に何も無いな、好敵手の同義語、広義語、狭義語、関連語、反義語
 面白い物は出なかった、好敵手と言う言葉のイメージを逸脱するような物は無い。
 まあ、類義語なので当たり前だが。
 アイディアが出ない時は、縛りを逆手に取って見る。
しかし此れは2番煎じ、他の人がもうやっている。

 アイディアが出ないときは、犬の散歩が一番なのだけれども、今はそんな時間は無いし、
出かけるような時間でもない。
 うーん、ライバル、ライバル……
そう言えば「あの娘はライバル」なんて漫画があったような気がする。
昔は、女の子がライバルと言うだけで、萌えだったのだろうか。
 等と取り留めないことを考えて、紙面を埋め
「4レスだ〜、うわああ〜オチが〜書けな……(棒読み)」なんてオチ最悪だし、第一面白くない。
第一まだ22行だ、120行埋めるなんてぞっとしない。

 大体独白なんてチラシの裏にうまいオチなんて付くのか?
 いや付くわけねーな。うん決めた「オチは有りませんチラスの裏スマソ」なんてどうだ!
 うん、どう見ても最悪です、すいません。

99 :No.30 無題-メモ帳 2/2 ◇u8O5.ptsa.:07/09/10 00:10:12 ID:2lBaudG1
 と此処まで書いて気が付いた、物書きの最大のライバルはやはり"読者"だろう。
 うんそうだ、此れは綺麗に纏まった。此れで行こう、これにした。

 登場人物は二人と言う縛りを逆手に取って、お題にも反した登場人物一人の振りをして
実は登場人物は二人。
 一人は作者で独白を続ける、一人は読者で評価したりされたりの好敵手、
読者では無く編集者でも良いな。

 わーい、アイディア出たよー。わーい……ヲハリ。

 ――再開――

 再開すなこのDQN!

 終 了 



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