【 ゲンジツへのレジスタンス 】
◆.7Sw.n2NHI




7 :No.02 ゲンジツへのレジスタンス 1/2 ◇.7Sw.n2NHI:07/08/11 10:36:21 ID:Hvkbkqxi
ケータイで新規メールを作成する。その本文、そこがボクの'戦場'だ。ボクは戦場で弾となる物語を紡ぐ。敵に
は無気力や己の文才や期間限定で受験ってのまである。でも、結局のところボクの敵は一括りにしてゲンジツだ。
それは、創作上のことだけでなく人生全般に対しても言える。ゲンジツが敵なんて少年犯罪者がよく言いそうな
台詞だ。実際ボクと犯罪者の間にはゲンジツへの反抗を創作で行なうか犯罪で行なうかぐらいの違いしかないだ
ろう。
ところでどうしてボクがこんな文章を書いているかの説明がまだだった。ボクはとある巨大掲示板の中の掃き
溜めとも言えるとある板の、とあるスレッドの品評会に参加しているのだ。そして、その品評会のお題が私小説
であるからこそこんな醜態を晒しているのだ。私小説ってのは難しい。まずもって意味が分からない。愛用の電
子辞書(キーが五十音順の六年前のオンボロ)で調べたけれどなんの解決にもならなかった。解決できないもの
をいつまでも考えても仕方ないのでこの話は後回しにしよう。
次の話題になんでボクが小説を書くかなんていうのはどうだろう? その原因の一つに読書好きってのは確か
にある。小学生の頃から、吉川英治の『平家物語』に『指輪物語』にアガサ・クリスティのシリーズと読み進め、
高校生となった今では『涼宮ハルヒの憂鬱』にまで手を出すというちょっとブンガク者泣かせな読書青年だ。け
れど、やっぱりボクが小説を書く一番の理由は小説を書いていると'世界が加速する'からだ。もちろん相対性理
論に反して言うわけじゃない。けど、小説を書く時ボクの周りの世界は物凄い速さでボクの思うままに変化する。

8 :No.02 ゲンジツへのレジスタンス 2/2 ◇.7Sw.n2NHI:07/08/11 10:36:53 ID:Hvkbkqxi
お前の妄想の世界なんだから当たり前だと言われるかもしれないが、自分ではブンガク的に〜という理由よりは
真っ当な理由だと思っている。そもそも、僕はブンガクってヤツがあまり好きじゃない。ブンガク界なんてのは
誰でも入れるはずのモノなのに入るのにはよく分からないサイノウとかいうのが必要だ。ブンガク界のケンイに
かかわるなんてコメントを見るとブンガク界に保護されていない、サイノウのないボクには笑えるほど面白い。
とはいえ、こういう捻くれた物の見方が出来るのもゲンジツに反抗して成長していく思春期だけだ。やがてボク
らはゲイゴウやダキョウを繰り返しながらオトナになる。オトナはシャカイという'戦場'
に出征し退役を迎えるまでガクレキやサイノウの助けを借りて弾を撃ち続ける。途中で戦死したり戦闘不能にな
る人間もいれば、逞しく生き延びカネモチになる人間もいる。シャカイでの敵は強くて倒せない。だから、次か
ら次へと子供からオトナへと脱皮したばかりの人間が前線へと送り出される。特にシホンシュギってヤツでは。
だから、ボクがゲンジツへのレジスタンスを気取ってられるのも今のうちなのだ。
ボクの話はこれで終わりだ。オチもなくとりとめのない話だったが、もし全部読んでくれた人がいるなら尋ねたい。

だいぶ後回しになったけれど、私小説ってこんな感じでいいですよね?



BACK−そら◆We.HF6BFlI  |  INDEXへ  |  NEXT−Lv.11×2◆DppZDahiPc