【 ぷにっとほっぺ。ぷにぷにおなか 】
◆VXDElOORQI




44 :No.12 ぷにっとほっぺ。ぷにぷにおなか 1/2 ◇VXDElOORQI:07/07/15 23:45:47 ID:Zq2WaRw6
「ん……」
 寝てる。
 今、私の目の前でマーちゃんがものすごく気持ち良さそうに寝てる。
 学校が終わったあと、いったん家に帰ってからマーちゃんの家に遊びに来てみればこれだ。
 クーラーがガンガンに効いた部屋でマーちゃんは制服のままベッドに仰向けに寝転がって寝ていた。
「ん、んー……」
 か、可愛い。
 ゴクリと自分の喉が鳴るのが聞こえる。
 私はそっと指を伸ばし、静かにマーちゃんのほっぺを押した。
「んん」
 柔らかい。こうぷにっと来る。ぷにっと。
 私はマーちゃんから少し離れ、その全身を見回す。
 仰向けで寝ているマーちゃん。ショートヘアの髪の毛は少しだけ広がっている。制服は少しはだけ、
そこから可愛いお腹とおへそが覗いている。このままじゃ制服が皺になっちゃいそう。
 マーちゃんを起こさないようにもう一度、そっと近寄る。
 今度は寝顔をじっくりと観賞する。
 いつもパッチリしている目は今はまぶたでふたをされている。私の悪戯を「コラッ!」と怒る口は
今は、だらしなく開いている。
 はぁ……寝顔可愛い。超可愛い。
 寝顔を堪能した私はゆっくりと手をお腹のほうへと向ける。
 今度はお腹とおへそがターゲットだ。
 ゆっくりと慎重にお腹を突付く。
「ん、んにゃ」
 ビクンとマーちゃんの体が反応する。
 そっと顔を覗くとどうやらまだ起きていないみたい。
 今度はもっと優しく優しくお腹を撫でる。
 うはぁ。お腹もぷにぷにだぁ。気持ち良い。
 手を動かし今度はおへその周りをそっと撫でる。
「んっ、はぁ……」
 あぁマーちゃんから色っぽい声が。たまんにゃい。

45 :No.12 ぷにっとほっぺ。ぷにぷにおなか 2/2 ◇VXDElOORQI:07/07/15 23:46:02 ID:Zq2WaRw6
 もう一度聞きたい。
 そう思った私は執拗におへその周りを撫で回す。
「んー、ふっ、んっ……はぁ」
 マーちゃんは悩ましげ声をあげ、私の手から逃れるように体をくねらせる。
 あぁマーちゃん可愛すぎる。
 もう我慢できにゃい。
 私はマーちゃんの体の上に覆いかぶさると、じっとマーちゃんの顔を見つめる。
 だんだん視線はある一箇所を、そう唇に集中する。
 そしてゆっくりゆっくりと自分の唇をマーちゃんの唇に近づけていく。
 もう少しで触れ合う。そう思った瞬間、マーちゃんと目があった。
「お、おはよう」
「……え?」
 起きたらいきなり私のアップ。さぞかし驚いたことだろう。
「なにしてんの?」
「よ、夜這いかな」
 その言葉を聞いた瞬間、マーちゃんの顔は一気に赤くなり、そして私の思いっきり蹴飛ばした。
「な、なにやってんの!」
「だから夜這い。まだ夕方だけど」
「うるさい!」
 今度はチョップが私の脳天に炸裂する。

「ご、ごめんなさい」
 私は正座させられ、マーちゃんに謝る。
 マーちゃんはまだ顔が真っ赤だ。そんなに怒らなくてもいいのになぁ……。
「もう二度としないでよね!」
「はい」
 そうは言ったもの私はその約束を守れる自信がなかった。
 だって、だってマーちゃん可愛すぎるんだもん。

おしまい



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