14 ：No.04 一人の男 1/1 ◇awnGWGIVos：08/03/15 19:33:42 ID:2dD++jhG
ここはとある部屋。ここで一人の男がある計画をたてていた。
「そうさ、こうすれば全てうまくいく。迷う必要はない。
これで邪魔者は消えるんだ。そうすれば俺の未来はうまくいく。
大丈夫だ俺、きっとうまくやれる、やつのことだって気にするな、未来のためだ…」
ここは素晴らしい装飾をされた美しい部屋。ここで一人の男が電話を掛けていた。
「だからいいと言っているだろう。何度言ったらわかるんだ。
私はどんなこともやってきた、そうやって今の自分を作り上げてきたんだ。
そして今、過去から作り上げた自分がそうしろと私に言ってるんだ。
大丈夫、君は言われたとおりにすればいいんだ。私の言ったとおりに…」
ここは電気もない暗い部屋、日の光だけが明かりとなっている。ここで一人の男が懺悔していた。
「あぁ神よ、私は恐ろしい大罪を犯しました。数々の人を殺め、色々な人に迷惑をかけました。
しかし、あの時彼を殺めたのも、全ては悪魔のせいなのです。悪魔が私にそうさせたのです。
あの日だって悪魔が私にそうさせたのです。私は悪くなかった、悪魔がいなければ私はこんなことはしなかったんだ。
だから神よ、神よ私をお許しになってください。取り返しのつかないことをしてしまったこの私を…」
ここはとある砂ばかりの惑星。ここでこの惑星で一番力をもっていた男が懺悔している。誰の許しももらえないまま