【 子供の頃の話(仮) 】
ID:i0zqvGF/0




488 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2006/03/32(土) 12:35:15.84 ID:i0zqvGF/0
まだ私が子供の頃の話だ。
月々の小遣いが500円だった私はいつも駄菓子屋でそれを使っていた。
そこにはお婆さんがいていつもニコニコしていた。
そんな何気ない日常が毎日続くと思った。
テレビの向こうでは明智探偵と小林少年が謎を解いている。殺人なんてテレビの世界の話だと信じていた。
――あの日までは。

忘れもしない一日、朝何事もなくいつもの朝を迎え、遅刻の心配をしながら学校へ行き、友と戯れ、帰宅する。はずだった。
それは2時間目のことだった。退屈な国語の授業。内容は「スーホの白い馬」だった気がする。適当に先生の話を聞き、窓から空を見た。
雲一つ無い青空、日本晴れとはこういうのを言うのだろうと思った。ふと車の音がした。いつもの車の音ではない、探検隊が使うような
ジープの音だった。中から人が出てきた。テレビで見たどこかの国の兵隊のように逸し乱さずに学校に入っていった。

お代とずれた気がするゴメン



INDEXへ  |  NEXT−ちいさな ◆1985/2Zwgk